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東京ディズニーランド&ディズニーシー大好きブログ

2016年、東京ディズニーランド&ディズニーシーの混雑状況が分かるアプリの紹介やグッズやストア、ホテル情報までディズニー大好きのルナが感想を交えお届けします。

USJとディズニーの違いを徹底比較!(サービス・面積・料金) [USJ]

ディズニーに住みたいくらいディズニー大好きのルナです!

今日のテーマは、「USJとディズニーの違いを徹底比較!(サービス・面積・料金)」です。



いつもこのブログを読んでいただきまして、ありがとうございます!

念願だった大阪のUSJに行ってきました。5年ぶり。そのときは夫と。今回は娘も連れて。

USJ行きが決まったときから娘はもう大喜びで、「早くスパイダーマンに会いたいなあ?!」とうるさいくらい(笑)。

娘は、なぜかスパイダーマンが大好きで、蜘蛛の糸を出す仕草を真似たり、You Tubeで「スパイダーマンの実生活」というパロディー版を毎日見て大喜びしたりしています。

朝早い新幹線で東京駅を出て、新大阪駅には9時30分くらいに到着。そして、あべのハルカスへ。展望台は60階、地上300m。天気も良くいい眺めでした。その後は、天王寺動物園へ行き、道頓堀。よくテレビに出てくる戎橋に行きたかったのですね。初めての場所だったので、分かりにくかったですけど。なんば駅から迷いました。人に聞きながら何とか到着。

すごい人でした。観光客もいっぱいで、大変な賑わいでした。グリコやカニ道楽の看板を見て、ちょっと興奮(笑)。大阪は、東京と比較して違った活気がありますね。なんか独特です。

戎橋近くの"すしざんまい"で夕食を済ませて、ホテルのあるユニバーサルシティ駅へ。途中、乗り換えるために西九条駅のホームで待っていたところ、制服を着た高校生くらいの女の子が走って行く。何かおかしい。顔を見ると、ひどい怪我なのか病気なのか、真っ赤。違ったホームなのでちょっと距離があり、確認はできない。「可哀想になあ?、女の子があんな顔で」と夫。

でも、ああ勘違いだということが次の日にUSJに行ってすぐにわかりました。

実は、これ、ディズニーと比較した場合の大きな違いを示す典型例だったのです。ディズニーの最寄駅である舞浜だったら、そんな女の子を見ることはないのですね。多分、絶対に。

3泊4日して、丸2日間USJを楽しんで観察して、ディズニーとの違いがいろいろわかり、せっかくなので、両者を徹底比較した記事を書いてみたくなりました。特に、気なったサービス面、面積、料金などを中心として。

そこで、今回は「USJとディズニーの違いを徹底比較!(サービス・面積・料金)」と題してお届けしたいと思います。どうぞ最後までお付き合いくださいね。

USJ.jpeg

USJとディズニーのサービス面での違い


USJにあってディズニーにないもの

夫が可哀想にと思った女子高生。ハロウィーンのメイクアップをしている子でした(笑)。ディズニーだと、血糊や傷を顔にペインティングすることは仮装のルール違反になって許されないのですが、USJではOKなのです。

パーク外で自分でやってくる人もいますが、USJの中に顔にペインティングのサービスをしてくれるところがあるのです。私も、せっかくなのでやってもらいました。料金は2,500円。夫には「そんなにするの!」と呆れられ、娘には「ママ、怖い?」と怖れられました。私としては初めての体験ですし、結構気に入っていました。メイクを落とすのがもったいないくらい。記念に写真はしっかり撮りましたけど。顔をお見せできず残念。

さて、USJでは、ハロウィーンのせいか、ちょっとびっくりするような仮装をしている人がたくさんいました。

例えば、狼と赤ずきんちゃんのカップル。狼は着ぐるみを着て、その上に洋服。口の周りや頭には血がべっとり。その狼の首には鎖が巻き付けられ、それを派手な化粧をした赤ずきんちゃんが引っ張って歩く。

このカップル、人気者で、あちこちで写真を撮られていました。ディズニーでは絶対に見られない光景です。顔がわからないような被り物をすることは禁止されているので。やっぱり、大阪はドギツイことが好きな人が多いのでしょうか。そして、それを周囲が許す。もし東京だったら、ちょっと引かれてしまうかもしれません。きっと文化の違いなのでしょうね。比較してみると実に面白いです。

その他にも肌を多く露出したバニーガールの格好をした女の子や、ハリーポッターの格好をした人、SWATの制服に身を包んで銃を持っている人、ターミネーターの格好をしている人、貞子の真似をしている人など、たくさんの仮装をしている人を見かけました。きっとUSJに来る人は目立つのが好きなのでしょうね。

仮装といえば、USJのクルーがゾンビの格好をして追いかけるというサービスもありました。これもディズニーには絶対にないですね。夜の6時から閉園の9時までの間、おそらく何百人というゾンビが、チェエーンソーや斧、ゾンビの体の一部を持って、ゲストを怖がらせます。絶叫して逃げ惑うゲスト。追いかけるゾンビ。決して触ったりすることなく、ゲストに壁ドンをして終了。

ゾンビがゾンビに襲いかかったり、お互いに食べ合ったり、また、一見するとゲスト風の人(実はクルー)を多数で襲撃し、体のどこからか水が噴き出したりと、様々な趣向を凝らしてゲストを恐怖に陥れます。

初めて体験した私はちょっと衝撃を受けましたね。怖くはなかったですけど。中には本当に怖がって大きな声を出している若い女性もたくさんいました。でも、楽しそうでしたけど。楽しい。ここがミソですね。

あと、ゾンビが10数人ステージでマイケル・ジャクソンのスリラーに合わせて踊るというショーもやっていました。ゲストの近くでも踊っているゾンビがたくさん。サービス精神がとっても旺盛ですね。ディズニーと比較しても遜色はない。ダンスはとても上手でした。

ゾンビ.jpeg

これがハロウィーン・ホラー・ナイト。開園10周年の2011年から始まりました。

USJは、当時、新たな設備投資を行わずに、劇的に集客を伸ばすアイディアを模索していました。時期はハロウィーンに着眼。年間で既に最大の集客月であった10月と9月・11月がUSJにとって最も伸び代が大きい未開拓のシーズンであることが、数字を用いた徹底的な戦況分析の結果分かったからです。

コアターゲットは若い独身女性層。秋シーズンに動きやすい顧客層を分析。9月から10月にかけて試験が終わる大学生が増加。この時期、若い女性を中心に異様にレジャー需要が高まることを発見。その結果、若い女性の誘客に焦点を置くべきだと判断。

じゃあ、この若い女性たちが自分でも気づいていない消費者インサイトは何か?日本の女性は、ストレスが溜まりやすい社会環境に置かれているのに、安心してそれを発散する機会に恵まれていない。本当は素の自分をさらけ出して弾けたいのに、なかなかできない。

そこで、こういった若い女性に提供できる根源的な価値が「思い切り叫んで発散できる!」ことであることを発見。いつも周囲に気を使って自分を解放する機会に恵まれない彼女たちが、素の自分をさらけ出して思い切り叫んだり、大声で笑ったり泣いたりできるハロウィーン・イベントを提供する。

では、どのようなイベントにするか。そのヒントになったのが本場アメリカのハロウィーン。そこでは、ガイコツや魔女、ゾンビなどに扮して屋外を練り歩くことが許されている。ダークな内面を無礼講で表に出してもいい。思い切り叫びたい日本女性にも、ダークなものを見て驚いて叫んでもらう。これで、ハロウィーン・シーズンの集客効果は大きく伸びる。

そして、何百人というゾンビをパーク中に解き放つ。夜はパーク全体がゾンビがうじゃうじゃ練り歩くホラー映画の舞台に。そこにゲストが巻き込まれる。

こうして、怖すぎるだけのハードコアなイベントではなくて「怖いけど面白い、楽しい!」という企画が大成功したわけです。

ついに、2015年10月には、ディズニーランドをも超える175万人の日本一の集客をもたらしましたが、その大きな原動力となったのがこの企画。

5年も前からハロウィーンに目をつけたUSJの徹底したマーケティングの勝利ですね。こういう革新的なことができるのは、ディズニーにはない面かもしれません。ディズニーは「夢と魔法の国」ですからね。ゾンビを登場させるわけにはいかないです(笑)。いくら集客が見込まれるとしても、全体のバランスから言って、これをパクることはないでしょうね。

相当に大胆な発想ですが、消費者インサイトを徹底的に研究した非常に戦略的なものです。だから、USJは成功したのですね。"やりすぎ"をコンセプトにしてやっていますから、USJはこれでいいのだと思います。

それぞれ好き嫌いがあって、世の万人に受けるというのはないですね。またそれをターゲットにしたら間違いなく失敗する。USJもディズニーも、コアターゲットを明確に絞っているために成功しているのでしょう。

そうそう、私のペインティング料金は2,500円でしたが、ゾンビみたいな特殊メイクをしてくれるサービスもあるのです。とても凝っていてすごくリアルなので、私もやってもらおうかと思ったのですが、時間が1時間、料金も1万円かかり、夫に叱られそうなので諦めました(笑)。

こんな特殊メークのサービスもディズニーには絶対にありませんね。USJならではです。次回行ったときには絶対にやってもらいます。普段行けるディズニーではできませんもんねえ?。違いを徹底的に楽しまなくっちゃ(笑)。

これも仮装と関係したUSJならではのサービスですが、花嫁と花婿の格好をして写真を撮ってもらうことができます。ちょうどそういう格好をしたカップルを目にして、夫が「結婚式?」と聞きましたが、本物の結婚式ではないのですね。

ディズニーだと本物の結婚式を挙げることができますが、USJではできず、この仮装のサービスがあります。これも両者の違いですね。これも次回行ったときやってみようかしら。料金を聞いてみよっと。



ここからは、仮装のサービス以外の違いを徹底比較してみますね。

まず目に留まったのは、USJの「“やりすぎ”トリック・オア・トリート」です。これは、ハロウィーンの期間だけ、小学生以下の子どもがお菓子を袋に詰め放題できるというものです。料金は無料。始まる前から大変な行列で、すごく盛り上がっていましたね。お菓子は娘の体に悪いので、私たちはやりませんでしたが、みなさん、とても楽しそうでした。これはディズニーにはないサービスです。お菓子好きの親子にはたまりませんね。

次は、 USJにはエルモのボールプール滑り台があります。結構広いし、クルーがちゃんと見ていてくれるので、親としては小さい子どもでも安心して遊ばせることができます。私の5歳の娘も大喜びで1日中遊んでいられそうでした。近くには大きな風船もたくさん。これも、ディズニーにはありませんが、こういったものだったらディズニーにあったとしても"夢と魔法の世界"という雰囲気を壊すことにはならないのではないでしょうか。是非パクリをして欲しいものです。

あと娘が大喜びしたのは、子ども用のゴーカートですね。娘が乗ったのはエルモのリトルドライブ。3歳から乗れます。操作がとても簡単なので、小さい子でも自分で運転できるのですね。6歳以上はセサミのビッグドライブに乗れます。これもUSJにしかありません。 ディズニーのは、ただ乗っているだけで、自分で運転できるわけではないのです。安全面をきちんと確保すれば問題ないし、子どもだって自分で運転してみたいでしょうから、これもパクリをしてディズニーでも導入して欲しいですね。

それから、最初は何かなあ?と不思議に思って見ていたのですが、USJにはビックリするくらい背の高いコーラの自動販売機があります。高さは3mはあるでしょうか。お金を入れるところは手の届く範囲にあるのですが、ボタンの位置がかなり高く、相当身長のある人でも、よっぽどのジャンプ力がないと押せません。1人で押せない場合には、1人が肩車をしたり踏み台になったりしてコーラを獲得しています。300円で、小さいサイズのコーラが2本出てきます。それをみんなが固唾を飲んで見守っています。自力で取れなかった場合に備えて、踏み台が用意されています。やる人も、見ている人も、とても楽しそうでした。とにかくゲストに喜んでもらおうというUSJの姿勢には感心しましたが、これは、ディズニーがパクってくれなくてもいいかな(笑)。あくまで私の意見ですけど。

コーラ.jpeg

ディズニーにあってUSJにないもの

考え方はいろいろあると思いますが、私は、「夢と魔法の国」ディズニーがゲストに提供しているのは日常では決して味わうことのできない"幸福感"だと理解しています。

そして、ディズニーは、その非日常的な幸福感を味わってもらうために、実に様々な工夫を施しています。ゲストが気づかないようなものも含めてたくさん。

まずは、ディズニーランドの最寄駅である舞浜駅。この場所も、かつてはオリエンタルランドの所有だったのですが、駅を作ってJR東日本に売却しました。「ディズニーランド駅」という名称が最もわかりやすいですが、どうしてそうしなかったのか?駅はディズニーの管轄外で一切コントロールできない。JR東日本の京葉線ですからね。そこでディズニーのブランドイメージを損なうようなことがあったら、「夢と魔法の国」"非日常的な幸福感"というコンセプトに反してしまう。例えば、駅のトイレが汚れていたり、駅員が不親切であったり、電車が遅延したり、怪我人が出たりなど。これは表向きの理由。本当は、駅名にすると、誰もが使えてしまうことになり、ディズニーのブランドコントロールが及ばなくなってしまうからということだそうです。駅名使用を許せば、××スーパー東京ディズニーランド駅前店などというのが出現してしまいますもんね。誰もが店名に「ディズニーランド駅」をつけてしまいそうです。

じゃあ、今の「舞浜駅」というのは、もともとあった舞浜という地名から取ったのかというと、実はそうではないのです。新しくつけた名前で、フロリダのマイアミビーチから取ったのですね。「舞=マイ」、「浜=ビーチ」という何とも駄洒落みたいな話です。あと、英語圏の人にとっても発音しやすく、馴染みやすいというのもあるかもしれません。

そこまで徹底しているディズニーは本当にすごいと思います。この点、USJの最寄駅は「ユニバーサルシティ駅」で、ディズニーほど駅名に関して神経質ではなかったということでしょうか。ちなみに同駅は、著名な建築家である安藤忠雄さんが設計したものだそうです。表参道ヒルズなど多数の有名建築物の設計をしています。ちょっと前に、新国立競技場の件でテレビにもよく出ていました。今回このブログを書くことになって初めて知りました。いろいろ調べてみると実に面白いですね。

次に舞浜駅からディズニーランドまで、ちょっと歩きますよね。5分くらいかな。道は真っ直ぐじゃなくて迂回しています。これも意図的なものなのですね。あっさり着くのではなくて、ちょっと歩かせて焦らせて、期待感を高め、気分を高揚させようというわけです。また、少し歩かせて現実から切り離し、夢と魔法の国に入る心の準備をさせようというわけです。なんか、恋愛と似ていますね。こういうの、ディズニーから学ぶといいかもしれません。特に女性は。ディズニーのような女性ってすごいですよね(笑)。

道について言うと、ディズニーランドでは、ボン・ヴォヤージュの先から入場口まで緩やかな下り坂になっています。そのため、ゲストは知らず知らずのうちに早足になるわけですね。そうすると、「いよいよディズニーランドだ!」というワクワク感とドキドキ感がさらに増します。帰りは逆で少し足が重くなります。より一層「あ?、ディズニーランドとお別れしなければならない。また来たいなあ?」と思うのですね。こんなことまで計算して道の角度を変えているなんて、ディズニーランドは本当にすごいですね。

こういう気づかない仕掛けというのは、私が見た限りUSJはあまりなかったような気がします。駅からあっさり入り口まで着きます。迂回するようなこともなく、勾配差もありません。

また、ディズニーの場合、入り口で手荷物検査がありますが、USJではありませんでした。テロなどに対する危機管理意識の点において、ディズニーの方が高いということでしょうか。その違いで、入り口での混雑具合、入園までかかる時間が違ってきます。私としては、ゲストの安全を確保ために手荷物検査はあった方がいいと思いますね。

入園すると、ゲストはお目当のアトラクションに一目散に向かおうとします。そんなとき、ディズニーでは、「走らないでください」というプラカードを持ったキャストがいて、走っている人は制止させられますが、USJでは、そういうことはなく、「ジュラシックパーク」に向かって走っているゲストに対して「あと50mです!」とハッパをかけているクルーを見ました。これも、やはり、ディズニーではゲストの安全を第一に考え、USJはノリを大事にするということでしょうか。

ゲストの安全ということでいうと、ディズニーでは迷子シールがあります。これは、子どもの名前、年齢、親の電話番号を書いた紙の上にシールを貼って他の人には見られないようにし、それを子どもが剥がさない背中などの場所に貼ります。キャストはそのシールを付けている子どもが1人で歩いている場合などに迷子だとすぐ分かり、分かったらシールを剥がして親に連絡することができます。これも、USJにはありません。なかなかいいアイディアですので、是非パクってやってもらいたいですね。

迷子シールを剥がさなくても、キャストに自分の子どもが迷子になったことを言えば、連絡を取り合ってとても親身に探してくれます。こういうところは、ディズニーはとても教育が行き届いているなあ?と感心してしまいます。どのアトラクションをどのキャストに聞いても、すぐに丁寧かつ的確に教えてくれます。

USJでは、夫と"バックドラフト"で待ち合わせしようということになって、夫が掃除のクルーに聞いたところ、「あっちの方です」という返事しかなかったそうです。よく分からなかったのですね。もし教育が行き届いていたなら、「少々お待ちください。聞いて参りますので」くらい言えそうですよね。

このようにディズニーでは教育が徹底していますが、USJではあまり徹底していないというのも大きな違いのように思います。USJがんばれ!!


USJとディズニーの面積の違い


ディズニーランドの面積は51万㎡、ディズニーシーは49万㎡で、それぞれ東京ドーム10.9個分、10.5個分の広さがあります。一方、USJは39万㎡で8.3個分の広さ。ですから、面積はディズニーの方がUSJよりもだいぶ広いということになります。これは、実際に行ってみるとはっきりと体感できますね。

この広さの違いからでしょうか。ディズニーでは、ランドでもシーでも、各エリアの音楽が他のエリアでは聞こえないように、滝や川の音でかき消され遮断されています。ディズニーの音楽が二重も三重にも合わさって聞こえたらガッカリですもんね。そうならないように、壁もないのにそれぞれのエリアの独立性をしっかり確保しているのは本当にすごいことです。ここまでして各エリアテーマごとの世界観を死守しているディズニーは素晴らしいとしか言いようがありません。

一方、USJはというと、そういう配慮はなされずに、同じ音楽があちこちで同時に流されています。なので、ちょっと騒々しい感じがします。

ディズニーは、このように音への配慮も徹底していますが、USJはそうではないというのも、大きな違いです。きっと広さの問題からディズニーをパクろうとしてもできなかったのでしょうね。気がついていないはずはないですから。

このようにディズニーは相当面積が広いにもかかわらず、周りの建物が一切見えないように(例外はスプラッシュマウンテンとタワーオブテラーの一部)設計されているというのも大変にすごいことです。浦安市のオフィスビルやマンションなどが見えてしまっては、一気に現実の世界に引き戻されてしまって、夢から覚め、魔法も解けてしまいますものね。非日常の幸福感を味わうどころではなくなってしまいます。

これに対してUSJは、残念ながらそういう配慮はなされていません。これも大きな違いです。敷地決定の点から、これもきっと無理だったのでしょうね。


USJとディズニーの料金の違い


1日の入園料金は大人が7,400円というのは同じです。

ディズニーの2デーパスポート(ランドかシーのいずれかに入れる)の料金は13,200円、2デースペシャルパスポート(ランドとシーの行き来ができる)は14,800円で、2パーク年間パスポートは93,000円、ランドかシーのいずれかの年間パスポートは63,000円です。

これに対して、USJの2デイ・スタジオ・パスは12,450円で、ユニバーサル年間パスは20,800円、ユニバーサルVIP年間パス(除外日がなくいつでも入園可能な他特典あり)は30,800円です。

こう見てくると、2日間続けて利用できる料金はディズニーの方がやや高く、年間パスポートになるとUSJがかなり安いということがわかります。


ディズニーには、アトラクションの待ち時間を有効利用できる(実際に並ばなくて済む)無料のファストパスがありますが、USJにはありません。

一方、USJにはアトラクションの待ち時間を短縮できる有料のエクスプレスパスがありますが、ディズニーにはありません。

ゲストからすれば両方のパスを使えた方が便利ですが、それぞれ特許を取っていて、相当な使用料を払わなければならないので、簡単にパクることはできないのですね。


パーク内で売っている商品の値段は、一概には言えませんが、私の印象だとUSJが比較的高い気がします。例えば、娘にねだられて買ったキティちゃんの風船は1,500円もしました。同じようなのはディズニーでは1,000円です。他にもディズニーだと100円で買えるメダルが200円、220円で買えるフライドポテトが390円などかなり割高でした。


USJとディズニーのその他の違い


ディズニーの場合は年間パスポートを持っていなくても再入場できますが、USJの場合は年間パスを持っていないと再入場はできません。ただ、例外としてできる場合もあります。

スパイダーマン好きの娘のために"アメージング・アドベンチャー・オヴ・スパイダーマン・ザ・ライド 4K3D"に3人で乗ったのですね。実は夫は子どもの頃乗り物酔いが酷くて、今でも回転物とかジェットコースターの類が全くダメ。このアトラクションは、すぐに物凄いスピードで何回転もするシーンがあるのです。夫はたちまち気持ちが悪くなり、立ち直れなくなりました(笑)。それでホテルに戻り休みました。数時間後回復してまたUSJに。

こういう場合には再入場ができます。2デイ・スタジオ・パスを利用したのですが、それを見せて事情を話し、手にスタンプを押してもらい退場。再入場するときはパスを見せてスタンプを確認してもらえばOKです。


エントランスでの入園を待つ人の行列の長さは、ディズニーの方がUSJに比べて5倍から6倍くらいです(私がUSJに行ったときを基準)。当然、混雑具合も、アトラクションの待ち時間も違います。ディズニーはUSJよりも大分面積が広いですが、どこを歩くのも大変なほど混雑しているのが常体ですし、数時間の待ち時間というのもザラにありますが、USJはそこまでのことはありませんでした(2日間とも平日だったので比較的空いていたのかもしれません)。ただ、ハリーポッターのところは道が狭いので、結構な混雑でしたね。あと、フライング・スヌーピーが100分待ちでちょっとびっくりしました。

企業経営には買収がつきものですが、USJも2015年にアメリカのケーブルテレビ最大手コムキャストに買収されました。発行済株式の51%を同社が取得することにより、USJはコムキャスト傘下に収まりました。買収額は15億ドル(約1,830億円)だそうです。この買収によって今後USJがどのように変貌していくかは未知数ですね。注目したいです。

一方のディズニーも(ウオルト・ディズニー・プロダクションですが)、1984年の初めにフォーソール・スタインバーグに株式を37%を買収されかけたという歴史があります。このときは、乗っ取り屋が買収した株式を高値で買い戻すという方法により、買収を免れました。現在のウォルト・ディズニー・カンパニーは、映画会社ルーカス・フィルムを総額40億5,000万ドルで買収しました。その他にも、アニメーション映画のピクサーやコミックス出版・キャラクターのマーベルなども買収しています。

ブランディング、リスク回避といった企業戦略という観点から見ると、非常に興味深いですね。スターウォーズ・エピソード7も買収のおかげで生まれました。


入園料と面白さの比較についてはこちらをご覧ください。
http://blog.so-net.ne.jp/_pages/user/auth/article/index?blog_name=disney-daisuki&id=90947302

私なりに両者の違いを徹底して比較してみました。いかがだったでしょうか?

最後までお付き合いいただきまして、どうもありがとうございました。

というわけで、今日は「USJとディズニーの違いを徹底比較!(サービス・面積・料金)」というお題でお届けしました。


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