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東京ディズニーランド&ディズニーシー大好きブログ

2016年、東京ディズニーランド&ディズニーシーの混雑状況が分かるアプリの紹介やグッズやストア、ホテル情報までディズニー大好きのルナが感想を交えお届けします。

TDL・TDS・USJの入園料と面白さを比較! [USJ]

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今日のテーマは、「TDL・TDS・USJの入園料と面白さを比較!」です。

「USJとディズニーの徹底比較」については、こちらをご覧ください。
http://disney-daisuki.blog.so-net.ne.jp/2016-10-13



いつもこのブログを読んでいただきまして、ありがとうございます!

テーマパークといえば、何と言ってもディズニーですが、大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)もとても魅力的です。

2011年の10月に娘が生まれることがわかって、結構お腹が大きくなっていたのですが、生まれたらきっとどこにも行けないだろうと、9月にはディズニーランドホテルに、そして6月にはホテル近鉄ユニバーサル・シティに2泊3日して、それぞれのテーマパークを楽しみました(夫はとても心配していましたけど。特に9月は、「ディズニーで生まれたらどうするんだろう」と〔笑〕)。

結局、娘が生まれてからも、理解ある夫の協力を得て、TDLやTDSの他、舞台なども結構観に行くことができましたが、USJだけは、場所が大阪ということで、まさか夫と娘を残し私1人で行くわけにもいかず、すごく心残りだったのですね。2011年は妊娠していたので、乗れるアトラクションも限られ、満喫できなかった思いを引きづりながら。

その無念な思いを晴らしたいなあ〜って、ずうっと思っていたのですね。夫に、ことあるごとに「またUSJに行きたい」って言っていました。そしたら、何とその思いが叶えられることになったのです!ハロウィンで盛り上がっている10月に3泊4日で行けることになりました。嬉しい〜!夫が「いいよ」と言ってくれたのです。スパイダーマン好きの娘を連れて行きたいのですね(娘、どういうわけか、スパイダーマンの実生活〔パロディ〕が好きで、毎日のように動画を見て喜んでいます)。

そして、積年の思いをせっかく叶えらるのだから、この際、「USJのことも徹底的に研究しよう、5年前とだいぶ違っているし、どうせならお得意のTDL、TDSと比較してみよう」と思ったわけです。

そこで今回は、「TDL・TDS・USJの入園料と面白さを比較!」と題してお届けしたいと思います。どうぞ最後までお付き合いくださいね。

USJ.jpg

USJがTDLを超えた!?

今では、2014年のハリー・ポッターのオープン以来、爆発的な快進撃を続けているUSJ。

USJが開業したのは2001年。その年度は華々しく年間1,100万人を集客したが、翌年には700万人台へと急降下。高コスト体質が災いして、わずか3年後の2004年に事実上の経営破綻。

それ以降徹底的なコストカットでこの危機を乗り越え、2010年には破綻寸前の状態から脱却。しかし、年間集客は730万人と伸び悩み。日本では、TDL、TDSに次いで3位であったが、初年度の1,100万人には及ぶべくもなく。

それがどうして奇跡のV字回復を果たすことができたのか?

ハリー・ポッターをオープンした2014年度は、なんと初年度の記録を大幅に塗り替え1,270万人。そして、2015年10月には、過去最高の月間175万人。TDLをも超えて、単月で集客数日本一のテーマパークに!どうしてこんなことが起きたのでしょうねえ。

関西の市場は関東に比較して3分の1と言われています。市場が大分小さいのですね。にもかかわらず、当初USJは、「映画ファンだけのパーク」にこだわり、その小さい市場をさらに小さくしていたわけです。それを、「映画の専門店」から「世界最高のエンターテインメントを集めたセレクトショップ」に脱皮させて、映画だけでなく、アニメやゲームなどの多くのジャンルからブランドを投入しました。

アニメから「ワンピース」、「進撃の巨人」、「エヴァンゲリオン」、ゲームから「モンスターハンター」、「バイオハザード」、「妖怪ウォッチ」というように。それで、パーク集客を強化したわけですね。

このセレクトショップ戦略から、「ユニバーサル・クールジャパン」が生み出され、1月〜2月の閑散期に大盛況をもたらしました。

映画以外のものも積極的に取り入れるという戦略が集客に繋がったわけですね。やはり、戦略というのは戦術よりもはるかに大事だということがわかります。ユニバーサルスタジオジャパンが、このような大胆なブランド戦略の変更をしていなかったとしたら、今のユニバーサルスタジオジャパンはなかったでしょうね。

また、集客の7割を関西に依存していた体質から脱却するために、つまり、関東からも世界からも集客するために、ハリー・ポッターに巨額の予算を投じました。これにより、現実に、ユニバーサルスタジオジャパンは、関西依存の集客体質から見事に脱却できたわけです。



そして、継続投資に回す資金を捻出するために入園料の値上げを断行しました。日本のテーマパークの品質は世界で一番高く、土地代・建設費・人件費などのコストも世界で一番高いにもかかわらず、入園料は、アメリカやヨーロッパなどの先進諸国と比較すると世界標準の約半分で安売りされていると言われています。

どうして日本だけテーマパークの入園料が他国と比べて安いのかというと、業界のガリバーと言われるTDLが長年安くやっていたからです。そのために業界価格の天井が低い。2001年のUSJ開園時、TDLが5,500円だったために、それに合わさざるを得ませんでした。

USJは、自ら尖兵となって業界を世界標準に近づけるべく、5年間で、入園料を5,800円から7,400円へと大幅に値上げ、また、年間パスも10,500円から19,800円に値上げしました。

USJは5年間で単価を1.2倍、集客数を1.9倍に伸ばすことに成功しました。その結果、USJの入園料収入は2倍を大きく超過。

目に見えてわかりやすい理由は、このターゲット層の拡大と入園料の値上げですが、V字回復の最大の原動力になったのは、USJが消費者視点の会社に大転換を遂げた点にあると言われています。

つまり、多くのアトラクションやイベントを製作する際、作る側が「これはゲストが喜ぶだろう」という視点だったのを「ゲストが本当に喜ぶもの」に転換したわけですね。

どうしても、商品やサービスを提供する側は、専門的知識を持つ玄人的観点から、これなら消費者が喜ぶに違いないと、自分たちの視点で見てしまいがちです。これは、素人である消費者の感覚から大きくズレてしまうことを意味します。

USJは消費者視点を最重要視して、「作ったものを売る」から「売れるものを作る」会社に大きく舵を切ったわけです。これが奇跡のV字回復をもたらした最大の要因になったのですね。

これは、すべての商売に妥当する基本中の基本かもしれません。

あとユニバーサルスタジオジャパン大躍進の理由は、費用対効果を良く考えてTVCMを活用しているという点ですね。

普通の日本の大企業のTVCMは、一体何のためにやっているかさっぱりわからないことが多いです。広告の唯一無二の目的は、その企業のブランド価値を高めて売り上げを伸ばすことにありますが、単なるイメージ広告に終わっているのがほとんどといっていいですね。

何も伝わってこないし、当然心にも響かないので、商品名さえ記憶に残ることが少ない。

そんな広告に何十億も、何百億もかけるわけです。そして、効果測定もしない。広告代理店のいいカモになっているわけです。

当然広告費用は商品やサービスに盛り込まれますので、最終的な費用負担は消費者がしているということになります。そういう企業は消費者の支持を得ることができるでしょうか?

一方、ユニバーサルスタジオジャパンは、TVCMの量よりも質を重視し、放映前に消費者調査でその効果を測定し、放映するかどうかを判断しています。また、放映後の実際のビジネス結果と、放映前のテストデータの相関関係を分析し、調査分析モデルそのものの精度に磨きをかけています。このように、マーケティングが実にしっかりしているのですね。

ユニバーサルスタジオジャパンのYVCMは非常に良くできていますので、マーケティングに興味のある方は是非ご覧になってください。もしかしたら、ディズニー関係者も大いに感心を持って研究しているでしょうね。お互いが最大のライバルですから。

ライバル同士、これからさらにしのぎを削って、より魅力的なパーク作りに励んでもらいたいものです。ディズニーランドも、ディズニーシーも、そして、ユニバーサルスタジオジャパンも、すでに日本の文化を担っている存在ですから、私たちゲストのためにますます発展していって欲しいです。そのためには経営手腕が大いに問われますね。マーケティング、とても大事です。

TDL・TDS・USJの入園料の比較

TDL(TDS)とUSJの入園料(大人)の推移を見てみましょう。

《TDL》
1983‥3,900円
1987‥4,200円
1989‥4,400円
1992‥4,800円
1996‥5,100円
1997‥5,200円
2001‥5,500円
2006‥5,800円
2011‥6,200円
2014‥6,400円
2015‥6,900円
2016‥7,400円

《USJ》
2001‥5,500円
2006‥5,800円
2010‥6,100円
2011‥6,200円
2012‥6,400円
2013‥6,600円
2014‥6,790円→6,980円
2015‥7,200円
2016‥7,400円

こうやってみてみると、TDLとUSJの入園料は、ほぼ同じ額ですね。

JALを見事に再生させた稲盛和夫さんは、「値決めは経営である」とおっしゃっています。

一般的なテーマパークは、「入園料を下げなければお客様は来ません」、「競合他社が値下げしたので、うちも値下げしましょう」と安売りに走るかもしれませんが、TDLとUSJは、そういう戦略を取っていないことがよくわかりますね。

むしろ、高く売ろうとする努力を日々積み重ね、ゲストにそれ以上の価値、他では味わえない体験を提供し続けている。

ゲストが納得し、喜んでチケットを買ってくれる最も高い値段。それよりも低かったらいくらでも簡単に買ってもらえるが、それ以上高ければなかなか買ってもらえないという、このギリギリの値段設定。

おそらく、TDLとUSJは、そこを考えに考え抜いて、入園料を決めているのだと思います。その点で「値決めは経営そのもの」と言えますし、両方の経営がうまくいっている秘訣もきっとそこにあるのですね。

その年の入園料がほぼ一緒というのは、とても興味深いものがあります。お互いにライバル意識というのが相当に強いのでしょうね。もしどちらかが、今までにない大変魅力的なアトラクションやイベントを導入して、一気に入園料を1,000円上げたら、別の方はどんな手を打つのでしょうか?


TDL・TDS・USJの面白さの比較

TDL・TDS・USJのいずれが最も面白いと感じるかは、人それぞれではないでしょうか。TDLにしても、TDSにしても、USJにしても、他の2つにはない独自の価値をゲストに提供しているからこそ、多くの人から大変愛されているのだと思います。

例えば、2011年に初めてUSJに行ったとき最も感動して印象に残っているのは、「ウォーター・ワールド」です。これは、TDLにもTDSにもない、USJ独自のものなのですね。ストーリーがしっかりあって、すごい迫力で、また見てみたいと思いました。



なので、この3つの面白さを比較することにはあまり意味がないと考えています。

大阪も、そのときが初めてだったのですが、通天閣や大阪城に行ったり、新鮮で、とても楽しかったですね。

大阪は、よく「怖い」という話も聞きますが、全然そんなことはなくて、むしろ、東京よりも人情味があるなあ〜という印象でした。

例えば、どこも初めての場所なので、何もかも分からないことだらけなのですね。それで、人に聞くしかないのですが、みなさん、大阪の人はどなたも親切、丁寧に教えてくれました。

大きな違いを感じたのは、特に駅員さんですね。東京だと、今は、まずホームに駅員さんがいることがないです。なので、何かを聞きたいときなど、改札口まで行かなければなりません。そこまで行っても、人がたくさんいて、なかなかすぐに聞けなかったりして、不便極まりない。

でも、今はどうか知りませんが、そのときの大阪の駅のホームにはちゃんと駅員さんがいて、笑顔ですごく親切に応対してくれました。「何だか、東京よりあったかないなあ〜」と思った次第です。

これは、駅員さんに限らず、ホテルやレストランでも同じだった記憶があります。人懐っこい感じが私はは心地よく思いました。

USJのクルーの人も、TDLやTDSに比べると洗練さでは落ちるかもしれませんが、とても気さくな感じがして、親しみやすさを覚えましたね。

こういうのって、関西圏と関東圏の文化的な違いかもしれないし、それをどう受け止めるのかも、それぞれの人の感性の違いかもしれません。

いずれにしても、どちらにも「そこにしかない良さ」がありますので、アトラクションやイベントだけでなく、そういった文化的な背景なども十分に楽しみたいものですね。

10月にUSJに行けるのが、今からとても楽しみだわ。あべのハルカスや道頓堀、天王寺動物園にも行こっと。3泊4日じゃ、足りないかも(笑)。


というわけで、今日は「TDL・TDS・USJの入園料と面白さを比較! 」というお題でお届けしました。


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